数ある音楽ジャンルの中でも根強い人気を誇る「ヒップホップ」。
1970年代に誕生したヒップホップは、約50年もの間に色々なアーティスト達に磨かれ、数多くのヒップホップカルチャーや楽曲が誕生し、多くのジャンルやスタイルが確立されました。
数あるヒップホップジャンルの中で意外にも歴史は浅く、2022年現在で流行っているヒップホップの起源は、ほとんどが「サウスサイド・ヒップホップ」が起源となっている印象を受けます。
今もなお影響力を誇示する「サウスサイド・ヒップホップ」について、おすすめしたいアーティスト15名を厳選してご紹介したいと思います。
それぞれのアーティストを特集した専門ページがありますので、気になるアーティストがいたらそちらにアクセスしていただき、是非チェックしてみてください。
おすすめアルバムやおススメ楽曲など細かくご紹介しております。
初めてヒップホップを聴く方へのわかりやすい解説を目指していますが、専門用語を含む表現が所々あります。
聞きなれない表現もあるかと思いますので大まかな専門用語をまとめてみました。以下参考にしてみてください。
【メロディー/メロディーライン】
=曲を聴いたときに単一の実体として聴こえる音の線形を指します。
【ビート/ベースライン】
=「生ドラム」や「ドラムマシン」などを用いた重低音により、演奏するリズムまたはパターンを指します。
【トラック】
=ビートとメロディーを合体させた音の総称を指します。
【リリック】
=ラップ部分の歌詞を指します。
【ライム】
=似たような響きをもつ言葉を同じリズムで発することを指します。
【フロウ】
=声の高さや強弱・速度に変化をつけ、曲を印象付ける歌いまわしのことを指します。
【スラング】
=ヒップホップ専門の造語や、仲間内にだけ通じる暗号のような言葉を指します。
【メロー】
=ゆったり落ち着いたスローテンポな曲調で、繊細さを感じる曲調を指します。
【フリースタイル】
=その場で即座に歌詞をつけてラップを行うスタイルを指します。
【G-FUNK(ジー・ファンク)】
=ギャングスタ・ファンクの略。落ち着いた雰囲気のトラックにハードなラップを合わせたものを指します。
<サウスサイド・ヒップホップとは?>
最近のヒップホップに使用されるトラックは「サウスサイド・ヒップホップ」を起源とした曲調である「トラップ」と言うトラックが主流となっています。
日本においてのヒップホップシーンも「トラップ」が主流となっているのがよくわかります。
<おすすめアーティスト15人>
1.Dorrough
アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のSouth Sideを代表するラッパー「Dorrough(ドロー)」。
ヘビー級の重低音を元に、ややキーの高い軽めの歌い口でスラスラと流暢なラップするのが彼の特徴です。
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2.Hurricane Chris
やや高めのキーでラップし、彗星の如くシーンに登場したヒップホップサウスの代表格の一人「Hurricane Chris(ハリケーン・クリス)」。
彼の代表作「A Bay Bay(エ・ベイベイ)」は、脳裏に強烈なインパクトを残し、サウスサイド・ヒップホップシーンを大いに盛り立てました!
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3.Yung Joc
ヒップホップサウスの番長とも呼べる堂々としたフロウ、地に足がついた太い声によるヘビーラップ、そして重低音によろサウス独特のトラックを見事に操り、テクニカルなラップを披露する「Yung Joc(ヤング・ジョック)」。
アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身の彼は、東アトランタの一大ヒップホップ・レーベル「ブロック・エンターテイメント」を代表する期待の若手MCです。
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4.Outkast
「P-Funk」をベースに「Funk・Soul・Electronica・Rock」などの要素を取り入れ、独創的な音楽スタイルを確立したアーティスト「Out Kast(アウト・キャスト)」。
andre3000(アンドレ3000)とBig Boi(ビッグ・ボーイ)からなる2人組は、後にサウスの先駆者として今もなお語り継がれています。
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5.Lil Wayne
独特でコミカルかつ変則的な歌唱スタイルとフロウ、そして派手なルックスで今もなお活躍するサウス出身のベテラン「Lil Wayne(リルウェイン)」。
サウスエリア特有の鈍りをラップに込め、誰も真似できないラップスキルが多くのファンを獲得しています。
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6.T.I.
太くてキレがあり、男前な声質によりラップを披露するヒップホップ・サウスの帝王「T.I.(ティーアイ)」。
アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身の彼は、地元アトランタのストリートにて活躍し、ヒップホップ・サウスを不動のジャンルへ押し上げた1人です。
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7.Jermaine Dupri
超クセの強い南部訛りのラップスタイルに、高いキーの声を低く抑えてラップする独特なアーティスト「Jermaine Dupri(ジャーメイン・デュプリ)」。
彼のキャリアは他のアーティストと少し違っていて、主にプロデューサー業で成功を収めた人物です。
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8.Nelly
ド派手なルックスとイカツイ見た目、そして全体的にキーの高い声で南部訛り全開、まるで歌う様にラップを披露するアーティスト「Nelly(ネリー)」。
マイナーだったヒップホップ・サウスを牽引して数々のヒット曲を世に送り出し、一躍有名ラッパーの仲間入りを果たします。
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9.Murphy Lee
「Nelly」と肩を並べ、アメリカ南部の訛りやフロウを崩す事なくコミカルなラップを披露する生え抜きアーティスト「Murphy Lee(マーフィー・リー)」。
彼も「Nelly」と同じく、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身のヒップホップ・サウス世に知らしめたラッパーです。
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10.Ludacris
俳優としての活躍が目まぐるしい「Ludacris(リュダクリス)」ですが、彼はアトランタ発の実力を兼ねそろえたベテランサウスラッパーの一人です。
ワイルドスピード2では映画のテーマソングを提供するなど、サウスサウンドを駆使したラップスキルはかなりのもの。
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11.I-20
迫力のある太い声質とハスラーなラップスタイルを武器に、重量感のあるサウスサウンドを駆使した楽曲をリリースする、ヒップホップサウスの新生「I-20(アイ・トゥエンティー)」。
ヒップホップ・サウスの本場・アメリカ合衆国ジョージア州アトランタの出身の彼は、独特なサウスサウンドと太くて重厚感あるラップスタイルが魅力です。
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12.Chingy
女の子を口説くような軽い語り口のラップスタイルでおなじみ、2000年代のサウスサイド・ヒップホップ若手代表と言っても過言ではないアーティスト「Chingy(チンギー)」。
軽いラップスタイルとは裏腹に、ライムやフロウ、そしてリリックの言葉選びは非常に繊細で、ヒップホップサウスらしさも残しつつ、新しいヒップホップの形すら感じさせてくれます。
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13.Slim Thug
太くて芯がありつつ、男性特有のセクシーさが漂う歌声にてラップを披露し、実力のみでヒップホップ・サウスシーンの中心人物となったアーティスト「Slim Thug(スリム・サグ)」。
アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身の彼は、ヒップホップ・サウスの重要人物ともいえる存在です。
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14.Paul Wall
少々控えめな振舞とは裏腹に、重厚感がありテクニカルなサウスラップを披露する「Paul Wall(ポール・ウォール)」。
ハスラー感を漂わせる重厚的なリリックと、独特で悪そうなイメージが漂うフロウが特徴の彼は、ヒップホップ・サウスの本場アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のラッパーです。
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15.Lil Flip
ゆったりした緩めのラップを披露しつつ、リリックの言葉選びやライムの組み方が絶妙に上手く、他のアーティストとの圧倒的な差別化を図ったアーティスト「Lil Flip(リル・フリップ)」。
緩めなラップスタイルでありながら、磨き上げられたスキルフルラップを披露する彼もヒップホップ・サウス発祥の地、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身です。
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<サウスサイド・ヒップホップのまとめ>
いかがでしたか?サウスサイド・ヒップホップの厳選アーティスト15名をご紹介いたしました。
今回ご紹介したアーティストの他にも、まだまだ紹介しきれないほど沢山のアーティストがいた為、今回は厳選してご紹介させていただきました。
気に入ったアーティストや気になった楽曲は見つかりましたでしょうか?
もし気になる曲やアーティストがいましたら、是非詳細記事をご覧になってください。おすすめしたい曲が盛りだくさんの内容となっています。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
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