沈みゆく太陽、夜を迎えるにあたり少しセンチメンタルな気持ちになる「夕暮れ時」。休日の夕暮れ時や週末前の夕方などにぴったり合う、リラックスしたい時に聞きたいおススメ「R&B」プレイリストをセレクトしてみました。
プレイリストをご紹介する前に皆さんに質問です。「R&B」という単語はご存じですか？「R＆B」とは音楽ジャンルの中の1つを指す言葉であり、言葉自体は決して珍しいものではなく、どなたでも1度くらいは聞いたり触れたりしたことがあるかと思います。
1940年代後半、アメリカニューオーリンズで発祥した「R&B」は、「Rhythm&Blues（リズム＆ブルース)」の略であり、アメリカのアフリカ系アメリカ人が生んだポピュラーミュージックのジャンルの１つです。
ブルースやジャズ・ゴスペルの要素を合わせることにより、活気のある都会的なリズムが生まれ、それが後に「R&B」となりました。現在の「R&B」は、リズムや打ちの強いビートに乗りながら、ブルース感のあるメロディを歌うのが特徴の音楽全般のことを指します。
みなさんのリラックスタイムを少しでも豊かに。集中して音楽と向き合うのもよし、作業の「BGM」として「ながら聴き」をするのもよし、ユーザーの皆さんに合ったスタイルでお楽しみください。
＜CHILL OUT R&B Sunset Version＞
今回ご紹介する「CHILL OUT R&B Sunset Version」は、アップテンポとスローの中間に位置する「絶妙なバランスを兼ね備えた楽曲」をテーマにセレクトしてみました。曲のテンポは速すぎず遅すぎず、リズムは激しくなく甘すぎではない、夕方に合った絶妙なバランスを確保している楽曲たちです。
人それぞれ感じ方は違うかと思いますが、R&B初心者の方でも英語がわからない方でも「リラックスできる聴きやすいトラック」を中心にセレクトしています。有名なアーティストからマニアックなアーティストまで多岐に集めてみたので、気になるアーティストはチェックしてみてください。
夕日を浴びつつ海岸線をドライブしながら、沈みゆく太陽のもと散歩しながら、部屋で夕日を眺めリラックスしながら、皆さんのそれぞれのスタイルに合った楽しみ方でお聞きください。
初めてヒップホップを聴く方へのわかりやすい解説を目指していますが、専門用語を含む表現が所々あります。
聞きなれない表現もあるかと思いますので大まかな専門用語をまとめてみました。以下参考にしてみてください。
【メロディー/メロディーライン】
＝曲を聴いたときに単一の実体として聴こえる音の線形を指します。
【ビート/ベースライン】
＝「生ドラム」や「ドラムマシン」などを用いた重低音により、演奏するリズムまたはパターンを指します。
【トラック】
＝ビートとメロディーを合体させた音の総称を指します。
【リリック】
＝ラップ部分の歌詞を指します。
【ライム】
＝似たような響きをもつ言葉を同じリズムで発することを指します。
【フロウ】
＝声の高さや強弱・速度に変化をつけ、曲を印象付ける歌いまわしのことを指します。
【スラング】
＝ヒップホップ専門の造語や、仲間内にだけ通じる暗号のような言葉を指します。
【メロー】
＝ゆったり落ち着いたスローテンポな曲調で、繊細さを感じる曲調を指します。
【フリースタイル】
＝その場で即座に歌詞をつけてラップを行うスタイルを指します。
【G-FUNK(ジー・ファンク)】
＝ギャングスタ・ファンクの略。落ち着いた雰囲気のトラックにハードなラップを合わせたものを指します。
＜Don’t Mess With My Man/Lucy Pearl＞
やや早めのビートにアップテンポで聴きやすいメロディーラインが特徴な１曲。「Lucy Pearl」の軽くて透き通るような声で優しく歌い上げ、曲全体を優しく仕上げています。
＜By Your Side/Jonas Blue feat. RAYE＞
少しEDM要素があるこの曲ですが、上がる手前で切なく仕上げてアップナンバーギリギリな曲調が特徴な１曲。R&Bのメロディーラインによく合うピアノを含め、近代的な仕上がりが実にいい感じです。
＜Closer/Ne-Yo＞
「Ne-Yo」の楽曲の中でも1or2位を争うアップテンポなナンバー。アップテンポながらも、R&Bの気品を忘れずにしっかり歌い上げています。ビートは少し軽めで、どちらかというと跳ねるようなリズミカルさが特徴です。
＜Tired of Doing Me/Keyshia Cole feat.Tank＞
こちらの曲は、いきなり「Tank」の太くて超かっこいい語りかけるような歌いだしから始まり、「Keyshia Cole」の「魂で奏でるSoul Music」が非常にオススメの曲。「Keyshia Cole」は心の底から魂を込めて歌っているのがものすごく伝わってきます。
＜We Ride/Rihanna＞
今もなお世界で活躍する歌姫「Rihanna」がリリースした「We Ride」。「Rihanna」は明るい曲の方が多いのですが、この曲「We Ride」は少し切なさが秘めているナンバー。透き通るようで太い声は聞いてる人の耳に残り、思わずクセになってしまいます。
＜Bye Bye Love/Houston＞
少しゆったりめなリズムに明るい歌出が特徴の「Bye Bye Love」。歌詞は非常に切ないのですが、明るく歌い上げていて聴きやすい。ビートも太すぎず軽すぎずで軽快、最後まで心地よく聴ける１曲です。
＜Movin’ On/Elliott Yamin＞
「Elliott Yamin」の中でもやや明るめのナンバーで、伸びる太い声を武器に優しく歌い上げています。トラックはややアップテンポ、ビートは軽めで軽快なトラックが非常に心地良いですね！
＜Let Me Love You/Mario＞
「Mario」の歌声は本当に「優しい」の一言です。トラックはビートがしっかりしていて、メロディーラインもうるさくなく静かすぎない仕上がり。この曲は落ち着いた環境下で、静かに聴くのがオススメの聴き方です。
＜Other Chicks/Ciara＞
ゆったりしたリズムと安定したビート、そして切なさを演出するメロディーライン、R&B要素が強いこのトラックに「Ciara」が優しく歌い上げた１曲。「Ciara」の声はキレイで透き通っていて非常に聴き入りやすい。
＜You Don’t Even Know/Nivea＞
こちらはビートが太めでR&B要素が非常に強いトラックに「Nivea」が歌い上げた１曲。「Nivea」は逆に力強く歌うアーティストで、歌声によりリリックがしっかりと届きます。
＜There For Me (Baby)/Tyrese＞
映画のキャラはめちゃくちゃ「おちゃらけキャラ」なのに、R&Bアーティストの「Tyrese」は非常にセクシーで、メッセージ性のあるリリックで優しく歌い上げています。トラックもリズムが安定していて、聞いていて心地よくなるところがオススメ。
＜You Should’ve Told Me/Kelly Price＞
スローテンポに太めのビート、聴きやすいメロディーラインに「Kelly Price」が魂を込めて歌い上げるこの曲。「Kelly Price」の歌声は「太さ」の他に「強さ」を秘めていて、R&Bシンガーの中でも指折りのアーティストだと私は思います。
＜1 to 1 Ratio/Joe feat. Too $hort＞
「Joe」の流れるような歌声に「Too $hort」のギャングスタラップがクセになる１曲。R&Bテイストなトラックにラップが入るのは、私個人的には非常に好きなスタイル。ついついクセになってしまいます。
＜Sittin’ Up In My Room (LP Version)/Brandy＞
90年代を象徴するビートとメロディーラインに、R&Bクイーンの「Brandy」がキレイに歌い上げているこの曲。最近の「Brandy」はどちらかと言うと力強さを感じていますが、昔の「Brandy」の歌い方は可愛いらしさが前面に出ていますね！
＜One In A Million/Aaliyah＞
トラックが非常にシンプルで、太くて強いビートとゆったりしたリズムを刻んだこの曲は、R&Bの元祖に位置する楽曲といっても過言ではないと思います。「Aaliyah」のコーラスも非常に歌声がキレイですね。
＜Softest Place On Earth/Xscape＞
R&Bの中でもバラードに近いこの曲は、「Xscape」の4人が甘く切ない歌声でしっとり歌いあげるナンバー。コーラス部分がすごく聴き入りやすく、聞いていて非常に心地良い１曲です。
＜U Know What’s Up/Donell Jones＞
こちらはややアップテンポなナンバー。「Donell Jones」が歌うこの曲は、ピッチはやや早めなんですがスピードを抑えるようなメロディーラインにより、落ち着いていて安定感のある１曲に仕上がっています。
＜Independent Women Part 1/Destiny’s Child＞
この曲はもはや説明不要でしょう。リズムとビートの刻み方が独特なこの曲は、「Destiny’s Child」が活動全盛期だった頃の１曲。全員キレイな声で力強く歌うもんだからそりゃもう、、、てな感じです（笑）
＜It’s Like That/Mariah Carey＞
こちらは世界の歌姫「Mariah Carey」が歌う１曲。太いビートに安定いたリズム、それにしてもトラックの完成度が高すぎるなと思ったら「J. Dupri」がプロデューサーとして参加していました。さすがは世界の歌姫「Mariah Carey」。
＜No More/Dondriah＞
最後にご紹介するのは「Dondriah」が歌う「No More」。こちらの曲には元ネタがあり、元ネタの方もなかなかいい曲なんですよ。どちらかと言うとSunset似合うのはこちらかなと思いセレクトしています。気になる方は元ネタもどうぞ！
＜No More/Dondriah＞の元ネタ／＜21 Questions/50 Cent Feat. Nate Dogg＞
＜CHILL OUT R&B Sunset Versionのまとめ＞
いかがでしたか？他にもご紹介したい曲はたくさんあるのですが、書き切れないほどたくさんあるので厳選してご紹介いたしました。
リラックス効果をもたらし、気持ちを落ち着かせてくれる「R&B」。今回は「落ち着く」をテーマに私なりに曲を選びました。１曲でも気になった曲はありましたか？
目覚めた時やこれから活動する前に貴方へ、活力と勇気を与えてくれつつ、リラックスを伴うナンバーを集めた「CHILL OUT R&B Daytime Version」。それぞれのシーンにあった「R&B」をお楽しみください。
また、別の記事にてそれぞれのシーンに役立つ「いい音楽」をご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
＜参考記事：CHILL BEAT HIP-HOP＞
気分転換に用いたり、BGMとして使用する時にストレスなく聴き入りやすい楽曲を厳選してセレクト。心地良いビートをシーンに合わせてお楽しみください。
＜参考記事：CHILL OUT R&B＞
心地良いリズム、美しい歌声、そしてシーンを演出する楽曲。心地よさを追求した楽曲を厳選してセレクト。その時の気分やシーンに合わせてお楽しみください。
＜参考記事：JAPANESE HIP-HOP/R&B＞
本場アメリカから伝えられ、独自の進化を遂げてシーンを牽引する楽曲を厳選してセレクト。オリジナルティ溢れる楽曲をお楽しみください。
＜参考記事：OTHERS MUSIC＞
いつよりも大きく気分を上げたい時、深いリラックスを楽しみたい時はこちらの楽曲を。あなたの気分に合った楽曲をお楽しみください。
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