【西海岸G-funk】WEST SIDE COLLECTION・西海岸の秀才達ver.1

ウエストサイドコレクション

 数あるジャンルの中で根強い人気を誇る「HIPHOP」。今では多くのスタイルが確立し、ヒップホップといえど年代やエリア毎に曲調が大きく異なるなど多岐にわたり、現在も進化を続けています。

 数あるヒップホップスタイルの中で「西海岸ヒップホップ」や「G-Funk」というキーワードをご存知でしょうか?英語で表現するならば「WEST SIDE(ウエストサイド)」や「WEST COAST(ウエストコースト)」などの表現にあたります。

今回ご紹介するのは、クセの強い独特なフロウ、コミカルでトリッキーな歌唱スタイル、G=Funkの始祖ともいえるグルーヴサウンドを駆使し、西海岸のヒップホップカルチャーに大きく貢献しつつ独自の音楽性を見出した秀才なアーティスト3人「E-40」「Too $hort」「Coolio」をご紹介いたします。

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<E-40(イーフォーティー)>

 滑らかな声やユニークな声を自由自在に操り嵐の様な高速ラップを放ち、ラップする中で新しいスラング(言葉)を即興で編み出す、アメリカ・カリフォルニア州ヴァレーホ出身の西海岸ヒップホップカルチャーの重鎮「E-40(イーフォーティー)」

 ベイエリアに浸透するスラングの半数は、彼の即興ラップから生み出されたものだとさえ言われているほど。数限りないベイエリア・スラングを作り出したと言われる彼は、さまざまな意味での先駆者である。

 年に1枚というスタンスで発表する多作家としても知られている「E-40」は、ウェスト・アンダーグラウンド・アーティストからも厚い信頼と熱いプロップスを獲得しており、また彼がレコーディングする各楽曲のヴォーカルは常に工夫され、それによって大量の新しいスラングが産み落とされている。

 独特のフロウとブレないG-unkビートを駆使したベテランラッパー「E-40」のおススメ楽曲をご紹介いたします。

おすすめのアルバム
<the Element of Surprise/E-40>

 「E-40」の一押しアルバムはこちら「the Element of Surprise」。コミカルで独特なフロウが特徴の「E-40」だが、アルバムに収録されているトラックがG-Funkの様に落ち着いたトラックが多く、リラックス出来る曲調の楽曲が多く収録されており、おすすめです!

おすすめ楽曲①
<Dusted ‘N’ Disgusted/E-40 feat. 2Pac, Mac Mall & Spice 1>

 バウンス感ある太めのビートに、ピッチを抑えながらビートを引き立たせるメロディーラインが特徴の1曲。スタートからエンジン全開の「E-40」が超高速ラップを披露しています。癖が強すぎの高速ラップですがトラックと見事にマッチ!

おすすめ楽曲②
<Million Dollar Spot/E-40 feat 2pac. B-Legit>

 落ち着きのあるビートとメロディーラインを中和するかのように変則的なラップを披露する「E-40」。変則的な高速ラップが見事にリズムを捉え、曲調を崩さずイイ感じに仕上がっているのが非常に印象的です。

おすすめ楽曲③
<From the Ground Up/E-40 feat. Too Short & K-Ci & JoJo>

 R&B楽曲の様なスローテンポに、リラックス出来るテンポのいいリズム打ちが特徴の1曲。コーラスには男性R&Bシンガーのベテラン「K-Ci & JoJo」、そして1癖も2癖もある「E-40」と「Too Short」がタッグを組んだ名曲です!

おすすめ楽曲④
<Nah, Nah…/E-40>

 夕暮れ時にピッタリなアップ気味のメロディーラインに、軽いリズムでビートを刻んだ1曲。相変わらず超自由な高速トリッキーラップを披露していますが、客演王の「Nate Dogg」がコーラスを披露することにより、しっかりとしたG-Funkサウンドに仕上がっています。

おすすめ楽曲⑤
<Wa La/E-40 feat. Momo & the Mossie>

 太くて安定したビートを使用し、メロディーラインにトリッキーな音源を使用した1曲。「E-40」のライムは、ただ単にストリートの日常やギャングスタドリームを語るのではなく、言葉の選び方に切れがあり秀才さすら感じるほどです。とにかく聞いたことない単語が多い(笑)!

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<Too $hort(トゥー・ショート)>

 西海岸ヒップホップカルチャーのパイオニアでもあり、80年代前半から活動しているベイエリアのレジェンド「Too $hort(トゥー・ショート) 」。「ビヤ~ッチ」というフレーズをトレードマークとする、西海岸アーティストには珍しいピンプ・ラップの先駆者です。

 西海岸に表立って活躍するラッパーがいない1980年頃にラップをしはじめた「Too $hort」。彼はP-Funkの大ファンであり、P-Funkを勉強するうちにラップを聞くようになり、ラップに可能性を見出し自身の音楽スタイルを確立していくこととなります。

 彼は元々ロサンゼルスのサウスセントラル生まれで、14歳の頃にオークランドへ拠点を移し、ヒップホップとしては異常に長い曲(6分~10分くらい)を含むユッタリとしてファンキーなトラックに、マッタリとしたピンプ語りソングという黄金パターンを確立しました。

 西海岸ヒップホップカルチャーのパイオニアで異色のラップスタイルを確立した「Too $hort」のおススメ楽曲をご紹介いたします。

おすすめのアルバム
<You Nasty/Too $hort>

 「Too $hort」のおすすめアルバムはこちら「You Nasty」。P-Funkを感じさせるトラックが中心となっており、ビートに合わせてしっかりリズムを取り、ゆったりゴージャスに語り掛けるようにラップしているところが魅力的です。

おすすめ楽曲①
<Bad Ways/Too $hort>

 「Too $hort」のフロウを象徴するかのようなトラックを使用した1曲。ゆったりとしたテンポに、R&Bサウンドを彷彿とさせるメロディーラインとリズム打ちを使用し、ゆったりラップを披露していて聞き心地が非常に良い作品です!

おすすめ楽曲②
<Paystyle/Too $hort>

 しっかり安定したリズムとビートを駆使して作り上げられた楽曲。ビートのテンポに押されずゆったりラップする代わりに、活舌をよくして言葉の発し方に気を使っているのが印象的です。スローテンポのラップはとても重要なことですね!

おすすめ楽曲③
<You Might Get G’eed/Too $hort feat. Daz, E-40 & Soopa Fly>

 落ち着きあるR&Bメロディーサウンドと太めのバウンスビートを融合し、豪華な客演を迎え組まれた1曲。「Daz & Soopa Fly」が攻撃的なギャングスタラップを披露し、「E-40」がトリッキーな変則ラップを披露、そして全てを収めるように「Too $hort」がゆったりとラップしています。おすすめですよ!

おすすめ楽曲④
<Just Like Dope/Too $hort feat. E-40>

 G-Funkサウンドの中でも、リズミカルでナイトシーンに合うような「都会的」サウンドが印象な1曲。聞いてるうちに少しトーンが下がってくるような印象さえ受けますが、「E-40」の高速トリッキーラップが見事に中和を施しています。

おすすめ楽曲⑤
<She Know/Too $hort feat. The Nation Riders>

 ベースが曲全体をリードするちょっと大人なオシャレトラックに、ピンプラップ全開の「Too $hort」が放った1曲。曲全体でなかなか過激な下ネタが含まれており、ピンプの底力を感じた異彩を放つ作品です(笑)

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<Coolio(クーリオ)>

 大胆なサンプリングを行ったトラックを使用し、野太い声でコミカルにラップするアメリカ合衆国カリフォルニア州コンプトン出身の「Coolio(クーリオ)」。西海岸ヒップホップカルチャーが芽生える前に活動を始めたベテラン中のベテランアーティストです。

 「Coolio」の代名詞ともいえば「サンプリング」と言う手法でのスマッシュヒットを確立させたこと。既存の楽曲から音源や歌詞の一部分を抜粋し、同じパートをループさせたりなど曲の構成を再構築し、全く別の曲を作り出す手法を用いたことで有名となります。

 サンプリングを用いた「Coolio」の代表作と言えば、クール&ザ・ギャングの「トゥー・ホット」をサンプリングしたキャッチーな同名曲を披露した事です。このアルバムで一気にスターダムへとのし上がる運びとなります。古さを感じつつも錆のないG-Funkな楽曲を手掛ける「Coolio」のおススメ楽曲をご紹介いたします。

おすすめのアルバム
<Gangsta’s Paradise/Coolio>

 「Coolio」と言えばこちらのアルバム「Gangsta’s Paradise」。G-Funkと言うスタイルが確立する前よりG-Funkスタイルを見出し、都会的なG-Funkサウンドとギャングスタラップの融合を印象づけるアルバムです。アルバム自体の完成度も非常に高く、おすすめです!

おすすめ楽曲①
<Gangsta Walk/Coolio feat. Snoop Dogg>

 新旧ベテラン勢がタッグを組んだ「Coolio」の代表作「Gangsta Walk」。秋の夕暮れ時を連想させるメローなバウンストラックですが、曲名からして前のめり必須!チルアウトなトラックにギャングスタラップを載せた決定版です。おすすめですよ!

おすすめ楽曲②
<Show Me Love/Coolio>

 リズミカルな太めのビートに、アップダウンを繰り返し飽きがこないメロディーラインを使用したナンバー。良いトラックというのは「音の組み方に深みがありつつ、飽きがこない」というもの。「Show Me Love」のトラックは申し分なし!完璧です。

おすすめ楽曲③
<Geto Highlites/Coolio>

 真夏の夕暮れ時を連想させるかのようなゆったりとしたリズムに、ソフトで淡いメロディーラインを使用したチルアウトな1曲。G-Funkなトラックに、「Coolio」の野太いギャングスタラップが見事にマッチ。おすすめです!

おすすめ楽曲④
<Too Hot/Coolio>

 クール&ザ・ギャングの「トゥー・ホット」をサンプリングした「Coolio」のヒットナンバー。太いビートをメインにメロディーラインがフォローするシンプルなトラックを使ったこの曲は、「Coolio」をスターダムへと乗せた代表的な1曲です。

おすすめ楽曲⑤
<For My Sistas/Coolio>

 G-Funkの元祖とも呼べる1曲。落ち着きのある都会的なメロディーラインと、スローでもハイテンポでもない心地の良いピッチ、そして軽快で太いビートラインが組まれたこの曲は、G-Funkの基本と呼んでも過言ではないでしょう。

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<ウエストサイドコレクション・西海岸の秀才達ver.1のまとめ>

ラ, ロサンゼルス, 西ハリウッド, センチュリー ・ シティ, 日没

 いかがでしたか?今回ご紹介したのは、クセの強い独特なフロウとコミカルでトリッキーな歌唱スタイル、G=Funkの始祖ともいえるグルーヴサウンドを駆使し、西海岸のヒップホップカルチャーに大きく貢献しつつ、独自の音楽性を見出した秀才なアーティスト「E-40」「Too $hort」「COOLIO」のご紹介でした!

 気に入った楽曲は見つかりましたでしょうか?次回は今回ご紹介した記事の続編「西海岸の秀才達ver.2」をご紹介いたします!最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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